”おおきな木” 訳者違いの本が2冊も出版。違いは?
先日、某テレビ番組で特集していた、”おおきな木”。
作者、シルヴァスタインの原作もの(①)と
本田錦一郎(ほんだきんいちろう)訳もの(②)
村上春樹 訳のもの(③)
があるそうです。
一体、何がどう違うのか?
気になります。
①シルヴァスタインの原作 (初版 1964年)
②本田錦一郎(ほんだきんいちろう)訳 (初版1976年)
③村上春樹 訳(初版2010年)
すべての文章を掲載するのは不可能ですし、
ぜひともご自分の目で読んでたしかめていただきたいですが
しいていえば、
”the tree was happy”
の訳し方でしょうか?
②ほんださんは
”きは それで うれしかった”
③村上さんは
”それで木(き)はしあわせでした”
となっています。
また、あとがきですが、
②ほんださんは、
原作者 シェル・シルヴァスタインについて幼少時代からこの本を書くまでに至った経緯から、著/エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』を用いて、「愛すること」は「与える」ことである、という観点から、この”おおきな木”を分析している文章を掲載しています。
③村上さんのあとがきは
シルヴァスタインはこの本を誰でも簡単に内容をのみこめるわけではないもの、つまり、子どもに向けて「お話」を書いているわけではなく、自分自身に向けて書いていると分析しています。また、多くの人の心を打つものは、言葉ではうまく説明できないものであり、だから、読者がどんな人であれ、どんな感想を持ってもかまわないと書いています。
と、まぁこんな違いしか気づきませんでした。
私個人の感想ですが、
我が息子はとにかく抱っこ好きで(どの子も好きだと思いますが)、スキさえあれば膝に乗ってくるこでした。あるとき、満足そうにしている息子に
「今、どういう気持ち?」と聞いたことがあります。
恥ずかしいはなし、私にはどんな気持ちか分からなかったのです。
すると、
「うれしいきもち」と返ってきました。
ほんださんの訳、”うれしかった”という表現で思い出すのはこの一件です。
なので、この訳は好きです。
放流!
ついにこの日がやってきました。
2月28日(日)、放流です。
クーラーボックスの中にゴミ袋を2重にして、稚魚たちを入れました。
(2重にするのは息子案です。この後、功を奏す・・・)
車での移動なので、前日からエサを食べていない稚魚たち。
車酔いをしたりして、弱ってしまうらしいです。
画像の中央、水の中の白いタブレットのようなものは
酸素を出してくれます。
2~30分のドライブですが、水漏れしないか、弱らないか心配でした。
いつもなら、ノロノロ運転の車の後ろについたらガッカリ・・・なのに
今回ばかりは、ゆっくり走れてよかった・・・なんて思うくらいでした
赤城山も雪をかぶっていい景色・・この川に放流するのね・・・
しかし、
この日は快晴にもかかわらず、赤城おろしの強風!!
寒い!
他の里親さんたちも大集合!
クーラーボックスあり、バケツあり。
参加者みなさんが里親ではなくて、見学の方もいました。
小さい子が我が家の稚魚をみて、
どうして、みんな隅っこにいるの?等質問してくれました。
ただの質問なのに、「かわいいね~」と言ってもらえたと錯覚を起こす始末。^^
まずは、稚魚たちを川の水に慣らすため、
バケツの水の、3分の1ほどの量の川の水を入れます。
水温にも慣らすため、バケツごと川に漬けます。
しかし、この前にハプニングが!
袋は1つに水を入れたはずなのに
移動の際に水がこぼれたらしく、
1枚目を取り出したら、下の2枚目のゴミ袋の中にも
水が入っていて、しかも、稚魚が泳いでいた!
・・・水が多すぎだったようでした。
放流までしばらく待ちます。
寒いです。
冷たい風が ひゅ~ノ ノ ノ ノ ノ
さぁ、放流!その前に最後の御姿を。
いってらっしゃい!!
この写真、稚魚は写ってません・・・
めちゃくちゃ早く泳いで行ってしまいました。
振り返りません、当然。
というより、”自由だ~!!”とばかりにいきよいよく泳いだ子も。
もっと深い場所まで行ってバケツを上流に向け
稚魚が自然と川へ移るようにしなくてはいけなかったようなのですが、
長靴が短くて浅いところにしか入れず、
なかなかバケツから出ない子もいたりして、
少々悪戦苦闘でした。
最後はスタッフさん、手作りの紙しばいで、
稚魚の今後をおはなししてくれました。
3月近辺に同じように放流された稚魚同士、
みんなでベーリング海まで行くそうです。
今頃はどこで何をしているのでしょうね。
エサは食べられたでしょうか?
この時間はいつも水槽の掃除だったので
なにかをし忘れている気がしてしまいました。
来年も、孵化に挑戦しようかな?どうしようかな?
放流まであと3日
28日(土)に放流です。
大きくなってきました。
なぜこの時期に放流?と思いますが
結構、水槽が小さく感じられるくらいに成長してきたので、
飼育は限界なのですね、なるほど。
動きもすごく素早いです。
ちょっとした音に反応して水面から飛び出してしまうくらいの いきおいです。
■
やっぱり、例の稚魚さんは今日、帰宅したら死んでいました。
今朝はなんとか泳いでいたけれど、他の子につつかれ、
全力で逃げていたりして、がんばっていただけに辛いです。
他の子はかな~り元気です。
珍しく、ブレない写真が撮れました。
毎日、掃除、3分の1の量 水替えしています。
けが人2
右目、充血の子はますます具合が悪いです。
ひれまで白くなってきました。
一生懸命泳ぐのに必死。えさは食べません。
うっかり大きな魚とぶつかりそうになって
追いかけ回されたりしています。
放流の時のスタッフにおたずねしたら
隔離は必要ないし、よくあることで、結局死んでしまうとのこと。
残念です。